依頼ガイド【灯台見学と秋の森】

2022年11月3日(土)9：00～11：30　
参加者大人6名子ども9名、ガイド2名  
今日は市内のファミリーから依頼のあった元宇品を散策するガイドを実施しました。
コースは、宇品灯台見学　→　車道　→　カゴノキ　→　 赤とんぼ広場石ベンチ　→　小径　→　杉ヶ谷　→　海岸遊歩道　
今日はコロナでしばらく見送られていた『灯台開放』がありました。最高のお天気で、らせん階段を一生懸命上ったら、360度の海や森の素晴らしい眺めが待っていました。元宇品は常緑照葉樹の森でそのモコモコとした山なみが特徴ですが、その森を上から眺めることができる機会は多くありません。

また１階には色々な展示もあり、子ども達はバッジや「かいじょうほあんキッズてちょう」を頂いて記念スタンプを押していました。

さあ、美しい秋の森に出発です。車道を歩くと、谷底から生えている大木を間近で見ることができます。こんな森があることを知りませんでした…などとおしゃべりをしながら、低学年の子ども達に合わせてゆっくりと歩きます。迷彩模様に見えるよ…カゴノキの前でその美しい樹皮を観察しました。ジョロウグモの網を観察して、くっつく糸とくっつかない糸を触ってみました。

ツブラジイの大木が倒れた様子や落ちているドングリ、斜面のツチグリを観察しました。元宇品では、秋になると珍しい植物が観察できます。子ども達が見つけると歓声が上がりました。

森の小径に入りました。うわぁ、ちょっと怖いような気がするよ～と言っていた子ども達ですが、大木の板のような根っこや、毒のあるオオワライタケなどを観察するうちに、森を歩くことがどんどん楽しくなったようでした。杉ヶ谷から海岸遊歩道に降りて、足元の良い所でクスノキの葉を揉んで匂いを嗅ぎます。良い匂いがする～～という子もいれば、ちょっと苦手～～という子も。

遊歩道を歩き、最初に上った宇品灯台の下の海岸まで帰って来ました。あそこに上ったんだよ～～というと、うわぁ～すごいね！海に食べられた崖、「海食崖」を見て、最後にお別れの挨拶をして解散となりました。
子ども達は海辺が大好きです。歓声と一緒に砂浜に走って行きました。

アース・ミュージアム元宇品　自然観察ガイドの会
副代表　畑　久美