広島市立元宇品小学校 森の観察会
2023年10月31日(火)13:10~15:00 3年生7名、4年生12名 先生3名、ガイド2名
今日は秋の元宇品の森の観察です。今日のコースは、学校→展望台→小径→赤とんぼ広場→中の谷→常夜灯の横を通って学校です。
素晴らしい秋晴れのもと出発です。森を歩きながら発見したものをビンゴゲームでチェックしていきます。
展望台へと続く道から急坂を下って森に入りました。「滑るよ~」「気をつけね~」
森の中は急に暗くなって別世界に来たようです。
産卵を控えたジョウロウグモが頭の上に大きな網を張っていました。網は光に当たると金色に輝いてとてもきれいでした。
メスは大きなピンク色のお腹が目立ちます。
足元にはシダがたくさんあっておいでおいでをしているようでした。ガイドさんがシダは種ではなくて胞子で増えることを教えてくれました。シダの葉をひっくり返すと胞子が見えました。大きな倒れた木にたくさんのキノコガ生えていました。菌類であるキノコは木を分解してくれるんだよ…。
森を抜けて赤とんぼ広場に着きました。赤とんぼ広場は戦争の時に高射砲陣地になったところです。高射砲の土台が今も残っています。
ここにはアベマキの大木があり、今年もたくさんのドングリを実らせました。
拾った落ち葉やドングリで「お弁当」を作りました。
赤とんぼ広場では「ひっつきむし」や「板根」や「アオギリ」を勉強しました。木や草も生きて子孫を残すために色々な工夫をしているんだね。
めずらしい植物を観察しながら谷を降りて、常夜灯のところから学校に戻りました。
さてさて、ビンゴゲームの結果は…
じゃんけんの木「カクレミノ」のグーチョキパーのパーの葉がなかなか見つからなかったんだよね。最後にどうしても見つからなかったビンゴゲームの「橋」…これは元宇品と宇品を結ぶ暁橋をイメージしたお題なのですが、今日のルートには無いのです。しかし、今日の子ども達は大発見をしました。
ほら、学校の入口から広島高速道路のアーチ橋が見えていたのです。
アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会
副代表 畑 久美