令和5年10月の勉強会【秋の訪れ】

2023年10月29日10:00~12:00  メンバー9名、ガイド11名

今回は「秋を楽しむ」のテーマでドングリ、ヌスビトハギ、ツワブキ、ジョロウグモを観察する予定で午前中のフィールドワークを行いました。

ルートは地球さんぽと同じく、元宇品港公園→中の谷→赤とんぼ広場→石ベンチ→杉ケ谷→海岸遊歩道です。

午後からの勉強会(座学)

以下が午後からの勉強会の内容でしたが、盛りだくさんで少し駆け足になる場面もありました。

  • ツチトリモチ
  • ドングリ
  • セ ミ
  • ジョロウグモ
  • ヒッツキムシ

一つ一つを深く調べていくと、それぞれ子孫を残そうとする動植物の戦略がとても興味深く面白いです。

ドングリはブナ科の実の総称でドングリという植物はありません。 木の種類によってドングリの形や大きさも様々です。殻斗(かくと)と呼ばれる部分(一般的にドングリの帽子とかパンツと呼ばれている)の形や模様が何の木のドングリか見極める手がかりになります。

 8月の勉強会の補足として、セミの説明がありました。セミの種類によって鳴き始める時期や鳴く時間帯が違う事を教えていただきました。

また、地中にいる期間や寿命は通説と違っていて、長い個体だとひと月くらい生きているそうです。

文一総合出版から出ているセミというタイトルのハンドブック 税所康正著の紹介がありました。  QRコードを読み取るとセミの鳴き声が聞けるようになっています。

ジョロウグモのお話では、昆虫とクモの違いについて、相違点を1人づつ挙げていきました。

ちょっと意外ですが分類学の観点からは、昆虫はクモよりもエビ,カニなどの甲殻類に近いそうです。

 今回もいろいろな知識と気づきを教えていただきました。

アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会

りんりん