依頼ガイド【秋の森と地質めぐり】

2022年11月20日(日) 9:30~12:00 

参加者:第8団大人12名子ども12名、第24団大人2名子ども8名、ガイド6名  

今日は市内のボーイスカウト広島第8団、広島第24団より依頼のガイドを実施しました。
コースは、元宇品港公園 → 中ノ谷 →  赤とんぼ広場石ベンチ → 小径 → 杉の谷 → 海岸遊歩道の地質めぐり → プリンスホテル 

週間天気予報では降水確率が高く開催が心配されていた今日の活動ですが、最高のお天気で素晴らしい元宇品の秋を堪能しました。

足取りも軽く秋の森に出発です。

晩秋の森の中、「空気がきれいなのかな…美味しい気がする~」という子ども達。ジョロウグモもだんだんと数を減らしていましたが、その網の大きさには皆驚いていました。森の小径の高みから海が見えると歓声が上がりました。

ツブラジイの大木が倒れた様子や落ちているドングリ、歩くにつれて足元の落ち葉の種類が変わっていくのも楽しい!秋になると観察できる珍しい植物に子ども達は興味津々です。

ツワブキ
ノジギク
ツブラジイ

森の出口には白い砂浜が広がっています。波が寄せたり返したり…波と一緒に子ども達も行ったり来たり。海岸遊歩道は『地質の散歩道』です。海に食べられた崖、「海食崖」を起点に地質ポイントを巡りました。

海岸
海食崖
海食崖

「海食崖」「緑簾石」「節理」「断層」「海食洞」「岩脈」「花こう岩」様々な地質ポイントの説明を聞きながら、目の前で大きさを測ったり、岩石の手触りを確かめたり出来るのは本当に素晴らしい。

断層
花こう岩

縄文時代の海面の高さ、目の前の瀬戸内海が草原でナウマンゾウがたくさんいたこと、その化石が実際に海から引き揚げられたこと…ガイドさんから地球の歴史のお話を聞いて子ども達からたくさん質問も出たようでした。

美しい晩秋の元宇品の地球散歩となりました。

アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会
副代表 畑 久美