元宇品海岸・生きもの観察 

2022年6月28日(火)13:30~15:00
宇品東小3年生 3クラス82名 ガイド8名

広島市立宇品東小学校の「元宇品海岸・生きもの観察」をお手伝いしました。

きょう28日、気象庁は「九州北部・四国・中国・近畿・北陸が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。元宇品海岸は、西風が吹いて厳しい暑さを和らげてくれていました。今日は宇品東小3年生3クラスの生徒さんが、磯や砂浜で生きもの観察をしました。汐は大潮で干潮は15:18、生徒さん達は13時30分に元気いっぱいで現地に到着し観察の準備をしました。

今までは元宇品での海辺の観察は灯台下の浜で行っていましたが、活動が午後ということで活動時間が短いこと、歩いて現地まで来る生徒さんの負担を軽くしたいこと、などから学校に近い島の北部の海岸を新たに観察場所としました。

生徒さんは一人一人がタブレットを持参していて、写真を撮って皆でお勉強を深めるそうです。イソギンチャクを初めて触って歓声が上がります。潮だまりで一度に何匹も魚をすくった生徒さんもいました。カキやフジツボに気を付けながら岩を乗り越えて観察を続けます。カニや貝をたくさん見つけて小さな水族館を作りました。

コロナ感染が始まったころに入学し、今年は3年生になりました。なんと今日が初めての野外観察だったとか…たくさんの自然体験をして楽しい子ども時代にして頂きたいというのが私達ガイドの願いです。

最後に、皆で生き物を海に返し活動の感想を発表して、「海さん、今日はありがとうございました」と海に向かって大きな声でお礼を言った宇品東小の生徒さん達でした。元宇品の海もきっと喜んでいるでしょう。

アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会
副代表 畑 久美

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