プールでいきものさがし 

6月23日(木)元宇品小学校のプール清掃に先立ち,2年生3年生15人,先生3人とプールの中に棲んでいる生物を採取観察しました。 

プールサイドに到着すると,山からはセミの鳴き声が聞こえ,約30㎝の水深に水抜きされたプールは程よく苔むしてたくさんの生き物が発見できそうです。 

水面にはかなりの数のアメンボが泳いでいます。 アメンボが水に浮かぶ理由を説明してもらいましたが,少し難しかったかもしれませんね。 

2・3年生なので水中の生き物は気味悪がる生徒も多いと予想していたのですが,全員手づかみで虫たちをつかんでいました。 

最初に注目を浴びたのがマツモムシです。私も初めて見る昆虫で背泳ぎが得意というお話でした。 

マツモムシ

このプールにはヤゴが多く棲んでいることを子どもたちはよく知っていて,10数匹採取できました。成虫に羽化しかけのヤゴが2匹観察できて感激でした。 

羽化途中のヤゴ

何よりも不思議だったのはメダカがかなりの数採取されたことです。 

メダカ

人が立ち入りできない場所になぜ生育しているのか謎でした。 
クラスで,また帰宅して,その理由を考えてみることが宿題になりました。 
カエルやオタマジャクシがいなかったのは残念でした。 

また来年も参加したいな。 

アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会
坂谷晃