令和4年9月の地球さんぽ【秋の訪れ】

2022年9月25日(日)10:00~12:00 ゲスト26名、勉強会参加者7名、ガイド14名  
元宇品港公園→プリンスホテル西側道→海岸遊歩道→杉ヶ谷→小径→灯台

今回の『地球さんぽ』は「秋の訪れ」というテーマで実施されました。新型コロナ感染予防に留意し,ビギナー・リピーター・ファミリーの3グループごとに出発しました。

地球さんぽ出発前には公園の中で,オオゴキブリとアベマキ・クヌギ・クリの葉の違いについて説明を受けました。

オオゴキブリ
クヌギ

公園を出発し,路地を進むと伸びた雑草がたくさんあります

ヨモギ
ヨモギの花

通りのヨモギが一斉に開花していました。花を観たのは初めて「これがヨモギですか?」と不思議に思ったゲストも多かったです。香りを嗅ぎ「ハーブの香りがします」と驚いていました。

山を見上げるとクズの葉や花がたくさん見られました。ちびっこたちは秋の草花摘みに一生懸命です。ツユクサもたくさん生えており,ビニール袋に入れて潰しては「あ~青い色が出る!」大喜びでした。

トカゲを見つけたり,クモを見つけたり,ヤスデを見つけたりと大忙しです。

海岸に出てからは断層の話も聴きました。
道沿いの水たまりにカクベンケイガニの死骸が数体ありました。満潮で逃げ遅れたのでしょうか?

杉ヶ谷を小径へ上がりました。倒木が朽ちた場所ではオオゴキブリはこんな場所を好むことを説明しました。

「住処を荒らさずにそっとしておいてあげようね。」と声掛けしました。

台風の影響でヌマスギの実が落ちていました。横の木には変形菌の付着が観察できました。
灯台でクスノキの葉を揉み香りを確認しました。

秋の訪れを満喫したお散歩になりました。

 アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会    
坂谷知子 

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