令和元年6月の地球さんぽ
6月30日に開催予定だった地球さんぽは,残念ですが天候不良のため中止になりました。
梅雨入り後の雨で海岸散歩道には1メートルくらいの落石があったり,崖が崩落しそうだったため仕方ないですね。
先週,観察項目に従ってお散歩したようすをアップしておきます。
節理付近の崖の上に咲いたハマナデシコ。6月末には海岸沿いで5箇所くらい観察できました。
力強く咲いていたナデシコですが29日には無くなっていました。悲しいですね
波しぶきが掛かる辺りまで,10メートルくらい垂れ下がるテイカカズラ。
ほのかにジャスミンに似た香りが漂います。
※ テイカカズラ
式子内親王を愛した藤原定家が、死後も彼女を忘れられず、ついに定家葛に生まれ変わって彼女の墓にからみついたという伝説(能『定家』)に基づく。
https://youtu.be/llyudHAXcgc
海岸の遊歩道沿いに咲いているのツユクサ。
山の中にはトキワツユクサが群生しています。年々広がっているようです。
車道や海岸道路沿いに雄株雌株が仲良く並んで生えているアカメガシワ。
アカメガシワの蜜を求めてやって来たアリンコ。アカメガシワの葉を食べに来る悪い虫もアリが寄せ付けません。
観察植物ではありませんが、6月の元宇品で最も目立つヒメヒオウギズイセン(モントブレチア)オレンジ色が緑に映えてキレイです。
お散歩で見つけた森の生き物たち。
水辺の岩場ではフナムシの子供たちが生まれてあちこちで群れていました。
海岸の木から飛び立ったセスジツユムシ。
雨上がりに元気に歩き回るアマガエル。
何の卵でしょう?海岸の花に産み付けてありました。
え!「アワフキムシ」だそうです。
アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会
坂谷 晃