南島原だより1【普賢岳】

私は今長崎県南島原市にいます。 
海(関門海峡)を越えたから、”海外特派員”ってところでしょうか。 

島原半島はおよそ450万年前からの火山活動による隆起で造られ、半島の中心は雲仙岳をはじめ20以上の山からなります。 

写真左のゴツゴツした山が普賢岳です。 
標高1486m、長崎県の最高峰だそうです。 南島原市はその麓にあり、山がめっちゃ近い! 
普賢岳は数百年ごとに噴火していて、最近では1990年〜95年の噴火で普賢岳に平成新山という溶岩ドームができ、火砕流は大きなニュースになりました。 

江戸時代の噴火は「島原大変肥後迷惑」と、歴史で出て来ましたよね。ね。
活きている火山なので、今でも時折煙が出て定期的に調査もされています。 今は、噴火より発達し続ける溶岩ドームが大雨などで崩壊し、土石流が発生するのを警戒しています。 

写真右の緑のある山は眉山です。 元は普賢岳の溶岩ドームだったそうで、噴火により飛ばされてここに来たと言われています。 緑はありますが、崩壊を続けていていつか無くなるでしょう。 

アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会
(あ)