令和5年4月の地球さんぽ【春を感じる】
2023年4月23日10:00〜12:00 ゲスト42名ガイド14名
元宇品港公園→プリンスホテル植栽→大谷車道→灯台駐車場→杉ヶ谷入口→海岸遊歩道→プリンスホテルです。
今回の『地球さんぽ』は「春を感じる」というテーマでトベラ、カクレミノ、ウラシマソウの観察を中心に実施しました。
前日の強風も収まり、天候に恵まれ気持ちの良いお散歩でした。
3月の地球さんぽが雨天中止となったため4月の地球さんぽを楽しみにされていたファミリーもいらっしゃいました。
タンポポの花と綿毛を観察しながらルートを進みました。「日頃よく見るたんぽぽだけど子孫を残そうと植物も必死なんですね。」との感想がありました。
プリンスホテル前の花壇ではトベラの花が咲いています。
カナメモチの木に花が咲いてるものと咲いてないものがあるのはなぜかと質問がありました。
アカメガシワの新芽をルーペで観察しました。
「春になったので色々な虫の赤ちゃんがいますよ!今日はシャクトリムシを探してみましょう!」イモムシや毛虫は見つかるのですが、シャクトリムシがいません。灯台に近づくころやっと1匹見つけました。シャクトリムシはお腹の3対の脚が退化しているのであのような這い方になるのです。
カクレミノ(グーチョキパーの木)を探しました。今年はパーの葉っぱも早く見つかりラッキーです。持ってきた釣り竿を見て「それは何?何に使うの?」「今日はこの釣り竿のような植物を観察します」というと子ども達は興味津々です。
ウラシマソウはやや盛りを過ぎましたが、葉やユニークな花の作り、成長段階や栄養の状態によって、雄花から雌花に変化する性転換植物であることなど説明させていただきました。
森の中の入口でウラシマソウの観察をした後海岸に出ました。前回雨天中止となった地質の観察のために準備していた磁石で砂浜の砂鉄集めに夢中になりました。
杉ヶ谷からプリンスホテルまでの海岸遊歩道を地質観察しながらお散歩しました。
途中でヨモギの葉にキクスイカミキリを発見。
植物の芽吹きや,虫たちのようすに春を感じたお散歩になりました。
アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会
副代表 畑 久美