活動報告 依頼ガイド 広島市こども文化科学館:科学教室「元宇品・海の自然観察」
2024年5月5日(日)11:30~14:30 26ファミリー、ガイド9名
今日はこどもの日、お天気に恵まれ観察会は大勢のファミリーで賑わいました。最初に観察の仕方や危険な生き物についての説明がありました。さあ、網やバケツを持って出発です。
元宇品の海岸遊歩道には地質の素晴らしいポイントがいくつも在って、歩きながらその説明を聞きました。
約20分で灯台の下の海岸に到着です。砂浜の右と左2班に分かれて磯の観察を始めます。
子ども達は気になったものをどんどん質問してきます。1㎝も無い小さな生き物が気にかかります「この小さな動くものは何ですか?」「これはヨコエビです、ほら海水を少なく浅くして観察すると横になって泳いでいるでしょう…後ろの脚を上にはね上げて動かしているのが見えますか?」
干潮が13:47、お昼休みの休憩をしっかり取ってお弁当も食べました。水分補給と暑さ対策もして、場所を移動して観察を再開です。
肺呼吸をするカラマツガイが岸壁にたくさんの卵を産んでいました。
ガイドさんと今日のテーマでもあるイソギンチャクの観察もしました。
ヒメイソギンチャクと言う種類は体が縦にちぎれて増えるというガイドさんの説明に子ども達はびっくりです。
これはシワノカワという藻類、他の個体とくっつくと隣同士が融合して不規則な形になって行きます。そうして夏前には消えてしまいます。
最後に皆の採集した生き物を見せ合って、ガイドさんの説明を聞きました。新緑が美しい元宇品の海辺でした。
アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会
副代表 畑 久美