南島原頼り16 「春が来た🎵」
暖かくなると海も賑やかになってきます。観察が楽しい!!
岩石ゴロゴロの黒っぽい海岸はヒジキやアオサ、ウミウチワ、ワカメなどたくさんの海藻で覆われます。
カラマツガイの卵は1月から見られました。
キクノハナガイは、小さい時は黒く肋は6〜9本ですが、成長すると殻高が上がり淡褐色で目立つ肋の数も増え花らしく見えます。
ヒラミルミドリガイ:ミルで見られるグルグルの主には2、3月の観察時に出会えました。
4月、ミルの根本に径5mmほどのツブツブ。コウイカの卵に似ている・・・ミミイカの卵でした。
4月の潮位は0cm、大きく引くので日頃は海中の所まで行くことができます。大型の貝テングニシが産卵中でした。袋状の卵は、昔「ウミホウズキ」と言ってホウズキきのように口に含み音を出して遊んでいましたよ。
どれも有明海では普通種なのですが私はお初でした。
カギノテクラゲ:傘径約5cm、普段は海藻などについて獲物を待つ。毒性が強いので要注意。
オワンクラゲ:傘径約20cm、発光することで有名。
カミクラゲ:傘高約10cm、傘の縁に赤い眼点が並び美しい。未だ謎の多いクラゲらしい。
ヒメトゲコブシ:コブシガニ類とはあまり出逢えませんが、殻径約1cmのこのカニさんは可愛すぎでした。
春の海を彩る卵といえばアメフラシでしょう。
アメフラシの卵:ピンク、クリーム色、黄色、オレンジ色。淡褐色もありましたよ。
4月の観察時には33匹のアメフラシを確認しました。2〜7匹が固まっていたり、波打ち際へ運ばれていたりと産卵ラッシュでした。
褐色+白斑のもの
褐色+暗褐色斑のもの
暗褐色、斑なし
暗黄褐色のもの
卵の色や体の色彩も色々。持ち上げるとズッシリ重たかったです。
アース・ミュージアム元宇品 観察ガイドの会 あ