元宇品小学校「元宇品を知ろう」

6月23日(水曜日)13:30~16:00
元宇品小学校の総合的な学習の時間で、元宇品の自然観察(元宇品を知ろう)をサポートしました。

今回は3、4年生とも楽しみにしていた海辺の生き物の観察です。直前に降ったにわか雨も止み、さあ出発です。森や地質の学習で元宇品に親しんできた子ども達、カゴノキや灯台のクスノキを見ると「久しぶり~~」「バンビの木だったよね、迷彩模様だね!」「クスノキやっぱり大きいね~~」とおしゃべりが止まりません。もうすぐ海,降りていく途中の木にキノコが生えているのを見つけました。

このキノコ食べられる~?

海岸に着きました。ひっくり返した石は元に戻すこと、滑らないように歩くことなど注意を聞いた後、各自透明コップを持ち、生き物を採集したらその中に入れて観察します。小さな水族館がたくさん出来ました。今日は大潮で砂浜がずいぶん沖まで広がっていました。

磯に慣れてきた子ども達は岩の裂け目や潮だまりに挑戦します。大きな石は声をかけて2,3人でチャレンジ、たくさんのカニを捕まえていきます。潮だまりのグループは小さな魚を追い出していました。

カニ、カニ、カニ!

魚を捕まえたよ~

アサリを採集した生徒はアサリの砂もぐり実験にチャレンジ。砂を6分目、海水を7分目まで入れた透明コップの縁にそっとアサリを置きます。静かに見守ると、やがてアサリは貝殻を立て砂に潜り始めました。アサリは『斧足(おのあし)』の先端をふくらませ、抜けないようにして体を砂に引き込みます。見ていた生徒たちから歓声があがりました。

アサリの砂もぐり実験

楽しい時間はあっという間に過ぎ去ります。たくさん触れ合った後は、生き物を海に帰して学校に向かいました。コロナ下でも頑張ってきた子ども達、友達や先生と楽しい学習の思い出ができました。

さあ、帰ろう。

アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会
副代表 畑 久美