令和5年2月の勉強会【元宇品の歴史】

2023年2月26日10:00〜12:00 参加者6名、ガイド13名 
今月のテーマ「元宇品の歴史」勉強項目は海地蔵,観音寺,高射砲陣地跡,です。

〇午前中 フィールドワーク

元宇品港公園→住吉神社→文荘→大山→観音寺→高射砲陣地跡→宇品灯台
港公園内では,宇品島のお話と海地蔵について解説しました。
「古図と現在を見比べての気づきがあった」「北前船の話が思いがけず聞けた」との感想でした。

旧道を住𠮷神社へ向いて歩きながら,石垣の様子を観察します。
住𠮷神社では石灯篭も観ていただきました。

山方出張所のおかれた辺りを通り,南風楼へ向かって坂道を上ります。今年は特別に住民のかたに邸内までご案内いただきました。

大山へ上って狗賓さんが遊びに来ていた「神さん松」跡を確認しました。
そこから坂道を登り観音寺へと向かいます。

残念ながらツバキは満開ではありませんでした。

高射砲の陣地跡を巡って,灯台も登ってみました。
「昔の写真と現在を比較して実感できた」と喜んでいただけました。

〇午後 勉強会(講座)

第一部が「宇品島~海と歩んできた歴史」について解説しました。
阪本宗味によって起こされた町,海上流通によって栄えてきた町,がピックアップされていました。

半面,島外の方には江戸中期から憩いの島として愛されていたことがうかがえます。

第2部はテーマに従って海地蔵と華厳碑,観音寺,高射砲陣地について解説しました。
・元宇品の名前の由来や変遷がわかった
・南風楼(旧俵邸)を見学できた
・高射砲かららクライナへ思いが及んた
・時代ごとに元宇品の姿や役割が変わっている様子がわかった
などの感想が寄せられました。
歴史は毎年新たな発見があり,どんどん塗り替えられるのでこれからもお勉強を続けていきましょう。


アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会    
坂谷知子