広島市子ども文化科学館 海辺の生き物観察会 

2023年6月3日(土)13:30~16:00   参加者 16家族50名、ガイド5名 

台風2号の進路が心配された観察会でしたが、抜けるような青空でした。G7広島サミットの記念撮影の背景となった金輪島が輝いています。 

観察場所は灯台の下の浜。出発すると、次々に地質ポイントが現れてきます。「G7広島サミットで元宇品を宇品島と言われていましたが、この島は花こう岩で出来た島なんです。」陸地の地質が海の中にも続いているのが大潮の干潮で良く分かります。 

観察の仕方や危険な生き物の注意、熱中症やケガにも気を付けること等説明の後、南の磯と西の磯に分かれて、いよいよ観察開始です。 

たくさんのぷよぷよがイソギンチャクだと知ってびっくりです。ヒメイソギンチャク、タテジマイソギンチャク、ベリルイソギンチャク…たくさん見つかりましたが、ミドリイソギンチャクが中々見つかりません。潮が大きく引いて岩が現れやっと見つかりました。何と綺麗な緑色でしょう! 

ガイドさんが「砂茶碗」を見つけてくれました。これはツメタガイの卵塊です。貝は砂の中で体を回転させながら卵と砂を粘液で固めて生みつけるので、卵塊はお茶碗を伏せたような形になります。

 

「タコを捕まえたの…海水を一杯入れてあげなくっちゃ!」 

今日は絶対みんなでウミウシを観察したい!給水タイムを挟んで観察場所を交代し、再びチャレンジです。南の磯で黄色いリボンのようなウミウシの卵塊を発見、その周辺を探すと…居ました!「クロシタナシウミウシ」を発見です。容器に入れて間近で観察すると、体の後ろにある鰓が花のように開いています。 

最後に採集物を持ち寄って皆で観察しました。子ども達はたくさんの知識も持ち、目をキラキラさせて質問にも次々と答えてくれました。温暖化だからウミガメも困っているんだよね、と子ども達。問題意識を持ちながら自然と接していることが分かりました。 

やっぱり海は楽しいね!という声が聞えた観察会でした。海のシーズンはこれからです、たくさん楽しんで生き物を好きになって下さいね。 

アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会
副代表 畑 久美