活動記録 地球さんぽ「めずらしい植物」
2023.11.26
地球さんぽ10:00~12:00 天気:快晴、気温 9.5℃⇒15℃
ルート(一般):中の谷→車道→赤とんぼ広場→石ベンチから小径→ヒヨドリ谷から海岸歩道→海岸遊歩道→プリンスホテル横解散
ルート(親子):中の谷→車道→赤とんぼ広場→車道→カゴノキ→灯台駐車場解散
参加者:一般参加 16名、勉強会生徒 7名、ファミリー 3名、
ガイド 9名 計35名での活動となりました。
中の谷では絶滅危惧種である貴重な寄生植物を観察しました。
赤とんぼ広場ではビナンカズラを手に取って観察することができました。
ガイドが事前にビナンカズラの枝葉を水に浸けたものを準備、美男葛とも云われ昔は整髪料にされたというねばねばとした粘液を確かめました。
草むらでは、ひっつきむしのヌスビトハギ、アレチヌスビトハギの2種が並んでおり、種の形や生り方を確認しました。
小径では2箇所で貴重植物の小群生を観察、赤い実をつけたヤブコウジ、ツブラジイのドングリ、ウラシマソウの赤い実、ラクウショウの気根などを観察しながら海岸に出ました。ツブラジイはチューリップ型の殻斗を観察しました。
海岸遊歩道では2箇所でノジギクの小群生を観察することができました。赤く紅葉したハゼノキには多くの実が付いており、和ろうそくの原料になることを勉強しました。
地形・地質について、また目前で観察できる断層について簡単に勉強しました。
プリンスホテル横の広場で、黒く色づいた実が多くついたムクノキを見ました。今日の行程は谷から稜線、小径から海岸遊歩道と長い道のりでしたが、観察物が面白く、ゲストからも楽しく「さんぽ」できたとの感想をいただきました。
12時少し前に解散しました。
ファミリー班は観察ルートの途中、赤とんぼ広場で時間をとり、落ち葉や小枝、鳥の羽やテイカカズラの綿毛など、拾い集めたものでアレンジメントを作りました。
道を歩きながら毛糸を巻き付けた小枝に気に入ったものを差し込んでいきます。
「とっても楽しい!!」こんなに真剣に落ち葉を拾ったのは初めて~~と色々な落ち葉や木の実、『森の落とし物』に興味が出たようでした。色々な形のドングリやカゴノキの樹皮の模様に感激されて、元宇品の自然を身近に感じて頂きました。
アースミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会
森山利夫 ・畑久美