3月31日 地球さんぽ「地球の営みと元宇品」

ゲスト26名、勉強会 5名、ガイド7名 

今回のテーマは「地球の営みと元宇品」と題して地質のガイドです。

【一般グループ】

春らしい気持ちの良いお天気の中、次々とゲストの申し込みがありました。

一般のグループは一班での班編成でしたが、30名近くのグループになりワイヤレスマイクがあって何よりでした。

グランドプリンスホテル広島のプロムナードの外壁は花崗岩が使われています。石英、長石、黒雲母、花崗岩を構成する鉱物がハッキリと確認できますので、まずこちらで花崗岩の説明をします。

ピカピカに磨かれた花崗岩はほんのりピンクがかり、とてもきれいです。

ホテル敷地を横切り海岸へ向かって歩きます。

元宇品の海岸線は地質の宝庫です。

岩脈、断層、節理、海食崖、海食洞…次々に不思議な現象の跡が目の前に現れます。

断層の説明では、能登半島地震のメカニズムの説明も加わり熱が入ります。ゲストも露頭の断層の跡や模型に興味津々の様子です。

露頭で現在間近に見られる地殻変動の跡は気が遠くなるような年月をかけて形成されていたり、想像もつかないほど大きなエネルギーによって造り出された現象なのです。それぞれの説明を聞きながら地球のスケールの大きさを感じ取っていただけたのではないかと思います。

今回は海上保安庁のご協力で宇品灯台の開放をしていただき、灯台の上から景色を眺めることができました。

元宇品のシンボルツリーのクスノキを真上から見たり、瀬戸内海の穏やかな海や島々を見たり、日頃開放されていない場所だからこそ特別感がありますね。

今回の地球さんぽも皆さんに楽しんでいただけたなら嬉しいです。

アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会 

りんりん

【ファミリーグループ】

花曇りのそよ風の中を出発したファミリー班は3家族でした。今日のテーマは宇品島の地層です。地層のポイントに向かう公園脇の草むらにも春がいっぱいです。タンポポのガクを観察したり、ヨモギの新芽を揉んで匂いを嗅いだり…。新しい枝を伸ばしたキョウチクトウには葉にも茎にも焼却した時の煙にさえも毒があることを勉強しました。幾つかの植物は身を守るために毒を持つのです。

プリンスホテルのバス停の塀は立派な花こう岩でできています。この壁の結晶は大変大きいですが、これはマグマがゆっくりと冷えたことを表しています。黒雲母には磁石がくっつきました。「石に磁石がくっ付くなんて…!」と子ども達はびっくりです。

地質のビンゴゲームをしながら、「花こう岩」「岩脈」「捕獲岩」「正断層」「節理」「玉ねぎ状の風化」「緑簾石」「海食崖」へと回ります。

断層の破砕帯の粘土を指で触って確かめたり、石を叩いて音を聞き比べたり、海岸遊歩道を歩きながら次々と現れる地質の観察ポイントを確かめて行きました。

今日のお散歩の最後のお楽しみは灯台開放です。海保の職員さんの案内で宇品灯台にも上ることができました。

アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会 

副代表 畑 久美