活動報告 依頼ガイド いきいき会「G7開催の地、元宇品散策」
2024年5月8日(水)10:00~12:00 参加者29名、ガイド4名
ルート:元宇品港公園→中ノ谷→赤とんぼ広場→小径→灯台下の海岸→プリンスホテル
広島市内よりお越しのグループで、各地の散策に出られておられるとか…今日は元宇品の散策とグランドプリンスホテルでのランチと言うことです。
風は少しありますが薄曇りのお天気です。
出発前に公園の一角にある海地蔵の説明がありました。集合場所である元宇品港公園は以前は入り江だったのです。このお地蔵様の特徴は座像で、願いが叶うという宝珠を手にしています。
さあ、出発です。稜線まで上がると車道があります。ここのガードレールにも面白いものがいっぱい。
この綺麗な蛾はウコンエダシャクの雌のようです。蛾の下には白くて曲がりくねったジグザグ模様が…
「不思議な模様ですね~~」とゲストさん。
「マイマイ(かたつむり)のお食事の後なんです、表面の藻(地衣類)をこぞげとって食べているのでこのような模様になります。」とガイドさん。
ここは山頂の赤とんぼ広場、何故山頂にこのような平らな広場があるのでしょうか…それは戦争末期にここに高射砲陣地が築かれたからです。一同、当時のコンクリート製の砲台や高射砲据え付けのボルト跡や砲側弾薬庫を見学して歩きました。
さあ、森の小径に入ります。
宇品山の森の中では、波の音と鳥の声が同時に聞こえ幸せな気持ちになります。ゲストさん、小径の大きな板根にびっくりです。
新緑の森の中には子ども達がじゃんけんの木という「カクレミノ」の貴重なパーの葉が見えました。
これは「ヒトツバ」地面から直接葉っぱが1枚生えているように見えます。シダの仲間です。
釣り糸を垂れたようなユニークな姿の「ウラシマソウ」は花が終わっていました。
咲いているときはこんな姿です。
皆さん、海岸で一休み。
その後海岸遊歩道の地層を見ながらプリンスホテルに移動しました。
宇品山の代表的な樹木であるクスノキの新葉が美しく、アオスジアゲハが美しい翅をひろげていました。元宇品の魅力を沢山感じることのできたお散歩でした。アース・ミュージアム元宇品
アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会
副代表 畑 久美