海辺の出会い【宝石箱を作りましょう】

広島名産のカキで作った宝石箱です。

カキはイタボガキ科マガキ属の二枚貝です。貝の外套膜が海中のカルシウム成分を取り入れ貝殻の縁を炭酸カルシウムで形成して貝殻を成長させていきます。カキの貝殻をメッキ調に塗装することで思いがけない造形の美しさに気が付きます。

材料
カキの貝殻 2枚が組になっているもの(スーパーで売っている『レンジでチンする殻付き牡蠣』等を食べた後の貝殻でOK)
アサヒペンのメッキ調スプレー 金か銀(大人が取り扱いしましょう)
キッチンハイター(大人が取り扱いしましょう)
段ボールや新聞紙等

作り方
カキの貝殻をブラシでゴシゴシ洗います。貝殻が少々欠けても大丈夫、ゴミや汚れをなるべくとって下さい。

キッチンハイターを約10倍に薄めて貝殻を一晩漬けます(においや汚れが取れます)。
*ハイターの取り扱いは大人がしましょう。

良く水洗いをしてブラシでこすり十分に乾かします(2、3日)。においもすっかり無くなります。
段ボール(新聞紙)に貝殻を並べたっぷりとスプレーします。
スプレーするときの注意;
 取扱の注意を守り必ず大人にやってもらう。
 必ず野外で行う。(火気厳禁、高温注意)
 スプレーする前に缶を良く振ること。
少し乾いたら2回目のスプレーをしましょう。たっぷり塗ると見栄えが良いです。

貝殻は割りばしなどで裏返して塗り残しの無いように塗装しましょう。
塗装ができたらしっかり乾かして出来上がりです。

貝殻が傾いて困る時は、アルミ箔でドーナツ状の据え台を作ると倒れません。
日が経って少し剥げてきたら再度スプレーするときれいになります。
*ハイターやスプレー缶の取り扱いは大人がしましょう。しっかり洗って良く乾かすことがコツです。

アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会
副代表 畑 久美