宇品小学校 元宇品自然体験学習

令和3年10月6日水曜日  9:15~13:30
広島市立宇品小学校の『元宇品自然体験学習』のサポートを実施しました。

4年生3クラス9班(ガイド10名)、宇品みなと公園⇒暁橋⇒マンション裏⇒小径
⇒赤とんぼ広場⇒車道⇒灯台⇒鉢ヶ谷の浜(お弁当、観察・貝殻あつめ)⇒学校
のコースです。

宇品小の4年生は全6クラス、半数はすでに7月に元宇品の自然観察を済ませましたが、今回のグループは、コロナと悪天により2度の順延を経て今回の活動になりました。夏休みをはさんで待ちに待った野外活動です。出発はみなと公園ですが一同が中々現われません…待っていると、隣のみなと公園からやって来ました。宇品地区には幾つか『みなと公園』がありますものね。
お天気は真夏のような快晴、足取りも軽く島に渡ります。

赤白灯台を見て子どもたちが歓声をあげました。

②マンション裏の斜面には大戦末期の地下壕入口が並びます。子どもたちは地下壕入口が現れるたび数を数えていました。ここは実はたくさんの観察ができる穴場です、タナグモや樹上性カタツムリであるセトウチマイマイ、ジョロウグモの網にかかったホタルガが観察できました。

いよいよ森に入ります。

象の足のような木の根っこ、変な形のキノコがあったり、じゃんけんの木と言われるカクレミノのグーチョキパーの葉を探したり…ジョロウグモの網の大きさには圧倒されていました。森の中は外に比べて気温は2~3度低いのですが、とにかく暑くて皆疲れていました。赤とんぼ広場でお茶を飲んで小休憩をとりました。

ヤハズソウの葉をちぎって遊んでみます…葉脈に沿ってきれいに切れるとお互いに見せ合ってにっこり。

じゃんけんのパーの葉も見つけて大満足です。

高射砲台の土台も確認しました。
だけど、赤とんぼ広場でたくさんのくっつきむしにくっつかれてしまいました。うわぁ、チクチクして痛~い!

灯台に向かって歩き出して間もなくのこと、今人気のアニメに出てくるチョウ、アサギマダラが森の中を飛び去るのが見えたのです!あっという間の出来事でした。

歩き疲れた足には灯台までは少し遠いけど、カゴノキの樹皮の模様に関心しながら頑張りました。


灯台から海岸に降りるときは、嬉しくて皆早足になります。最後は歓声とともに走り出す子も・・・。

⑪お弁当を食べてからは自由観察と工作のための貝がら集めです。男子の一団は岩のすき間のカニを狙ってチャレンジを繰り返していました。

多くの子が楽しそうに靴を脱いで海に浸かっていました。

コロナ感染予防で我慢することが多かった子ども達、真夏のような太陽の下、夏を取り返す
ように弾けていました。

学校生活の楽しい思い出の1日になりますように。

アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会 
副代表 畑 久美

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