お散歩工作【Acorn bracelet】

 

シリーズ「お散歩工作」,今日は前回に続いてドングリの工作をお届けします。 

講師は鱗滝左近次のお孫さん「宇品島坂ジイ」さんです。 
先生よろしくお願いします。 

坂ジイ はい,よろしくお願いします。今日はドングリを使ったブレスレットを作ってみましょう。 宇品島のドングリと言えばアベマキ,コナラ,アラカシそしてツブラジイで広島湾沿岸や島しょ部では良く観られると思います。私が幼少のころ,シイの実(椎の木のドングリ)は『シイドン』と呼ばれ,普通におやつ代わりに食べていました。それはコジイと呼ばれるツブラジイの実のことでした。シイの実と言えばスダジイを指す地域が多いようですね。ツブラジイは古木になるので,寺社の境内に植栽されることもあるようです。

MC まずは準備していただくものです。 
削りカスが出ますので台紙になる紙
使用する材料  ドングリ 
        ゴムテグス 100均でブレスレット用のゴム 0.8㎜を購入 
工作道具    千枚通し,ドリル(2㎜),ラジオペンチ
        テープ,クリップ,ワイヤー針 

以上を使用します。 千枚通しやドリルでの穴あけは大人の人がサポートしてあげてくださいね。 
それで,材料となるドングリですが,どのようなものがよろしいでしょうか。  

坂ジイ 今回工作するドングリは堅果(ドングリの実)の小さく丸いものが可愛く素敵に仕上がります。  

MC ツブラジイのドングリの代わりにスダジイでもよろしいでしょうか?


坂ジイ スダジイは元宇品では見かけませんが,サイズ的には利用できると思います。今日はツブラジイ(コジイ)のシイドンを使用します。 

   

MC まずはドングリの加工ですね。 

坂ジイ 使用できるシイドンを選びます。水に浮かべてみて,虫に食害されたものは浮かぶので取り除き,沈んだものを使います。濡れたシイドンを柔らかめの布で磨きます。 

     

次にテープを腕に巻いてサイズを測ります。テープが重なる部分に目印をつけておいてください。作る長さが決まったら、その長さ分のシイドンを横向きに置いていきます。 

必要なシイドンが決まったら,ひも穴を開けていきます。 ペンチでシイドンを固定させ,お尻の中心に千枚通しでドリル用の固定穴を傷つけ,次にドリルを使用して穴を通します。 
シイドンのビーズができました。 次にゴムテグスを用意します。 

ゴムテグスは、丈夫にするために2本取りします。用意するテグスの長さは腕の太さ×2+10~15㎝が目安です。半分に折り、曲がるところにワイヤー針を挟みます。抜け防止のため,端にクリップを挟みます。ワイヤー針にシイドンを通し、ゴムテグスの方に押していきます。腕に回してみて、長さを確認します。全て通し終わったら、ワイヤー針を外し、ワーヤー針を通していた輪に、反対のテグスの端を通し、3~4回結びます。 

テグスは5mm程だけ残して、カットし結び目をビーズの中に隠して、完成です。 

MC ペイントを施してもよいですね。 

坂ジイ そうですね。ツブラジイの色や模様も素敵ですので,それらが生かされるペイントが良いと思います。 

    

MC 解りました。今日はどうもありがとうございました。 
クリスマスのプレゼントにも良さそうですね。皆さんもチャレンジしてください。

 
アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会 
坂谷 晃

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