ムラサキシキブ
秋に元宇品を散歩していると,紫色の可愛い実をたくさんつける植物を見かけます。
『ムラサキシキブ』と呼ばれる木なのですが,平安の美女「紫式部」とどう関係があるのか不思議に思っていました。
一説では、紫の実が「茂るように生る」ことから、紫茂実(むらさきしげみ)や紫重実(むらさきしきみ)と呼ばれたものが転じたということです。
私は、この紫の実が持つ清楚な美しさから『ムラサキシキブ』と呼ぶのだと思っていたのでちょっとガッカリしました。
私は宮島の弥山によく出かけますが,宮島にはシロバナトサムラサキという広島県ではここでしか観察できない種があります。昨年ついに谷に沿って群生しているものを観察することができました。
ムラサキシキブとの違いは,丸くなって実が付き,そのまま落実することです。
残念なことに,まだ花を観ていません。
今年は,どんな花が咲くか,7月頃に再び訪れてみたいです。
元宇品公園でも見つかると嬉しいですね。
アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会
和子