宇品島の歳時記【師走 リース作り】

師走と聞くだけでなんとなく気忙しいと感じますね。

師走に入り壁のナツヅタの紅葉も進みました。
絡みついたツタを片付けるためクルクルと巻き取っていると,良いアイデアが湧いてきました。今年はこのツタを利用して宇品島の自然のようすをリースで表現してみようと思います。

師走の実りを取り入れ,畑にあるビナンカヅラ、ヘクソカヅラの実を絡めてみます。

宇品島の西海岸に落ちていた松ぼっくりを取り付けました。
中央のツタは藤ブランコをイメージしました。

宇品島にはシカはいないのですが、森の中でシカが木の実を食べるストーリーにしました。枯葉を散りばめて森の感じを創出します。飾りを加えて出来上がりです。
 

材料は全て個人の畑のものです。宇品島の森は国立公園に指定され、動植物の採取はできません。1年を振り返りながら家のまわりにある身近な材料で楽しくリース作りをしました。

アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会    
坂谷知子