令和4年12月の地球さんぽ【冬の森歩き】

2022年12月18日(日)10:00~12:00 ゲスト17名、ガイド11名、サポート1名  
元宇品港公園→中の谷→赤とんぼ広場→車道→カゴノキ→クスノキのひこばえの森→灯台

今回の『地球さんぽ』は「冬の森歩き」というテーマで実施されました。広島市内では早朝からうっすらと積雪がありました。元宇品も雪の舞う寒い朝でした。

以前参加されたファミリーの団体さんが寒さに負けず今回も参加されました。今日のチャレンジは…色とりどりの落ち葉や変わった形の木の実を拾ってお弁当を作ります。落ちているものを集めること、生きている植物の葉や実を摘み取ることはしない約束です。

子ども達は中ノ谷を良く覚えていて、足取りも軽く出発しました。先月観察したジョロウグモたちの姿はもう見ることができません。垂れ下がったクモの糸に枯葉が揺れています。

センリョウ・・イズセンリョウ
マンリョウ
アリドオシ

あれがセンリョウ、これがマンリョウ…赤い実がきれいだね。

赤とんぼ広場では降り積もったアベマキの葉を空中に放り上げ、枯葉の雪だよ~~と言って遊びました。小雪で湿った枯葉の絨毯はふっかふかです。

車道は落ち葉やドングリが一杯です。しばらく行くときれいな黄色いカエデの葉がたくさんありました。タイワンフウ(台湾楓)の大木が美しく紅葉しています。車道脇ではタイワンフウの実がたくさん見つかりました。少しとげとげですが、丸く可愛い形でお弁当にピッタリ、皆で拾い集めました。

カゴノキを見た後、クスノキのひこばえの森に入りました。ここには大きな穴に沿うように生えたクスノキのひこばえが巨木に育ったものがいくつも見られます。アース・ミュージアム元宇品のHPのコラムにもあるように、過去に掘り取られたり、伐採をされたクスノキが沢山あったようです。

気温は3℃、頑張って灯台まで歩きました。灯台の入口で、集めた木の葉や木の実を詰めてお弁当を作りました。枯葉を少し砕いてふりかけ!黄色い落ち葉をくるくる撒いて卵焼き!子ども達の創造力には驚かされます。素敵なお弁当がたくさん出来ました。

アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会
副代表 畑 久美