広島市立元宇品小学校【元宇品地質の観察】
2023年1月17日(火)13:00~15:00 4年生9名、ガイド2名
2023年2月8日(水)13:00~15:00 3年生7名、ガイド2名
4年生、3年生が『地球ふしぎ発見ビンゴ』を手に宇品島の地質の学習をしました。
【ルート】学校→プリンスホテル→海岸遊歩道→灯台下の砂浜→灯台→カゴノキ→学校
3年生は寒波の襲来を避け半月遅れの実施となりました。気温13度、菜の花が咲きそろい暖かな午後です。
「宇品島は花こう岩で出来ています。」プリンスホテルの壁を使って長石、石英、黒雲母を探しました。
海に出ました。大きな波がこちらに向かって来ます…ドキドキして皆で見ていると、波は岸壁で跳ね返って遠くに行ってしまいました。
遊歩道には地質のポイントに説明版があります。難しい漢字があっても頑張って読んでみました。
「花こう岩は地球の深い所でマグマが固まって出来たんだよ。風化してくずれて砂になるんだよ。」生徒さん達は見たり、触ったりして確かめていました。
連なって見える岩脈や大きくズレた正断層、玉ねぎの皮が剝けるように丸くなる玉ねぎ状の風化など珍しい地質を観察しました。途中の岩の割れ目を覗いてヤモリの卵を見つけると歓声があがりました。
岬をまわって大きな崖を見上げます。「これは海に食べられた崖なんだよ!」大昔は海面がずっと上の方にあった証拠だね、と海食崖の説明を聞きました。
近くの緑簾石がある場所では代わるがわるパワーストーンにおでこを当ててパワーを吸収していました。
最後は砂浜で砂鉄集めです。地球上の鉄は地球が誕生した頃にできたこと、だから地球の岩石の中にあることを聞きました。この目の前の砂の中から本当に砂鉄が採れるのでしょうか…。道具は磁石をビニールで二重に覆ったものです。写真砂の表面を数回なぞると…
すごい、すごい!皆夢中で砂鉄採りをしました。
楽しい観察や実験を終えて地球のふしぎに触れ、足取りも軽く学校に向かいました。
アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会
副代表 畑 久美