宇品島の歳時記【暑中お見舞い申し上げます】
住𠮷神社には茅の輪がしつらえられて,夏越祭も行われました。
太鼓や笛の音が夏空に心地よく鳴り響いていました。暑さはこれからが本番です。
草むらにとまっている蝶がいました。コミスジチョウよりも少し大きく,
はね裏の付け根に黒点が現れています。ホシミスジのようです。
シロツメクサにツバメシジミ、ヤマトシジミがとまっています。
ヘクソカズラの葉にエカキムシの痕が見えます。ハモグリガなどの幼虫,葉にもぐって模様を描くように食害して白いスジ状の痕をつけるため,エカキムシ(絵描き虫)と呼ばれます。
セミの抜け殻も見つけました。
ヤマノイモの雄花が咲き始めています。
ヒメヒオウギズイセンの種です。これが落ちてどんどん拡がっていくのですね。
クサギに花を咲かせる集散花序が見られます。甘い香りがする白色の花が多数咲くのが楽しみです。
これは何?枝がぶらさがっているのかと思ったらナナフシでした。3匹いますが交尾中のようです。
ヨツスジトラカミキリは蜂に擬態しているんだそうです。愛嬌たっぷりです。
エノキに産卵におとづれたゴマダラチョウです。
今年も早々にツクツクボウシが鳴いてます。
暑い夏、皆様体調に気をつけてお過ごしください。
アース・ミュージアム元宇品 自然観察ガイドの会
坂谷 知子